とある絵のメイキングを記す 前編(下絵編)

そろそろ次の本の制作に入らなきゃなー、ってことで新しい絵を描き始めました。
せっかくなので、その作業工程をじんわりまとめてみようかな、というものです。

制作フロー全体像

最初に、大雑把に全体の作業の流れを。
僕は普段、SAIでラフを作成し、それをIllustratorに落としこんでパスにしていきます。
二度手間なんですが、イラレで1からは難しいので。
あと、アナログは一切使いません。

  1. 下絵の作成(SAI)←今回はココ!
  2. パスの作成(IllustratorCS3)
  3. 仮着色(IllustratorCS3)
  4. 陰影・ハイライトの作成(IllustratorCS3)
  5. 背景の作成・着色(IllustratorCS3)
  6. かんせい!

制作環境

環境といっても、普通のPCとペンタブだけです。
ペンタブはintuos2のB6サイズを使っています。
もはや骨董品に近いですが、絵を描き始めた頃から愛用しているので、今更変えられません。

ここからは実際の作業工程です。

アタリをつけます

SAIを起動します。
今回はB5サイズの本の見開き2ページを使う絵なので、キャンバスサイズはB4(横)に設定します。
が、まぁ今回はキャラクターの下絵までなので、あんまり関係ありません。
で、適当にそれっぽいキャラクターを描くためのアタリをつけます。

こんな感じで。
銃を持った女の子のつもりです。

服飾のデザインとか

アタリをつけたら、1つレイヤーを追加し、アタリをベースにしてキャラを描いていきます。


Alt+PrintScreenの跡が残ってますが気にしないでください。消すの忘れてました。

僕は普段、頭から下に向かってキャラを描いていきますが、髪の毛だけは後から描き足す派です。
あと、この段階で服飾のデザインを固めます。
今回はあれかなー。よくあるワンピースっぽいものにしようかなー。って感じで。
柄は描きません。それはイラレ上で着色する際につけます。
左手が適当なのはおいおい解消します。

髪の毛を生やす

髪の毛を生やします。

服を描いている段階でイマイチ面白くなかったので、髪を思いっきり伸ばしてみました。
また、全体のバランスを見て輪郭を少し修正しました。
僕は普段から、頭を大きく取り過ぎる癖があるようで、毎回このタイミングで首から上を直しています。
気をつけてはいるんですけどねー。

顔を描きます

顔のパーツを描き込みます。

目は片方を描いた後、反転と変形ででっちあげました。
こちらも、瞳やら何やらはイラレ上で描くので、今はこれだけです。

おもむろに

銃の写真を持ち出します。

僕の大好きなモーゼル・シュネルフォイヤー(のガスガン)です。
マガジンはロングを装着。
あ、持ってるのは僕です。左手で持った状態でiPhoneで撮影しました。
で、SAIで開いたこいつを、適当に背景をトリミングして銃の形がわかりやすいようにしておきます。

がしょーん

合体!

サイズを揃えて左手首から先を先ほどの写真にしてみました。
若干銃が小さく見えるので、これは後ほどサイズを微調整しています。

トレスします

いちいち資料とにらめっこしながら模写なんて面倒この上ないので、写真をそのままトレスします。

ある程度デフォルメを加えつつ、銃のディテールを損なわないように、かつ、イラレでパスにする際にわかりやすいように、出来るだけシンプルにトレスします。
せっかく実物持ってるんだから、使わない手はないですよね。

微調整を加えてキャラクターの下絵完成

そんなこんなで、最終的にこうなります。

この状態で一晩寝かせ、翌日改めてバランスをチェック・修正し、イラレの工程に入ります。
実際は、今回のキャラクターはB4サイズの絵の一部にすぎませんので、この後も下絵作成は続くのですが…。
なお、ここまでの所要時間は服飾の資料探しと銃の撮影などもコミで大体1時間半です。
引き続き下絵をわーっと作成していきますが、手順としては大体ずっとこんな感じですので、多分記事にはしないと思います。

イラレのパス打ちまで進んだら続きを書いていきます。

(そうでも言っとかないと絵を描く気力が沸かない)

続きはこちら!

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  1. 2012年 7月22日