COMITIA98お疲れ様でした。あと「AQUAFRAGME」のコンセプトのこと。

COMITIA98に参加させて頂きました。会場まで遊びに来てくれた方、ありがとうございました!
何だかたくさん差し入れまで頂いてしまって、さすがに食べ切れなかったので、しばらくは充実のお菓子生活を送ろうと思います。

今回は新刊「AQUAFRAGME」と、前作「最終世界のナグルファル」を持っていきましたが、ぼちぼち手にとって頂けました。
あれもこれも皆さんのおかげです。
あと、展示した「ねんどろいどはるかなさん♀」は、下手すると本人より人気だったので複雑な気分です。くっそくっそ。
設営から売り子まで一通り手伝ってくれたるーん君にも感謝。おかげで色々と捗りました。
多分、一人だと退屈で死んでたと思う。

いつもどおり、通販申込み用のフォームはその内設置しますので、今しばらくお待ちください。
待ち切れない方は、ついったーあたりで声かけて頂ければ早めに対応します。

で。

もうお礼以外言うことないので、今回の作品集「AQUAFRAGME」について軽くお話しようと思います。

作品集「AQUAFRAGME」は、収録作品や副題を見ればまるわかりですが、「AQUARIUM」と「FRAGMENTS」の2つの言葉をくっつけたものです。
破片の集合体であるところのガラス越しに客席と水槽とが分かたれた水族館のイメージ。
ついったーでもちょろっとつぶやきましたが、「dianoia」は僕の世界を、「最終世界のナグルファル」は終わる世界を、今回の「AQUAFRAGME」は世界に対する自分の居場所を描いています。

自らを水槽から出られない者として静かに呼吸をする誰か、相手に居場所を求め続けながら叶わない恋をする乙女、いつか見た理想郷を淡く求める若者、「黄色信号」を前に向こう側と現在地とを選択する旅人、旅の中で絶望を照らさない光を見つけた船、どん底の下へ滑落する処刑器具、居場所のない誰かのために自身の席を譲った猫、華やかな街の陰に佇む少女、過去に留まることなどできないが故のサヨナラ、それでも壊れるまで留まり続けた機械、ひたすら前向きに透明なエーテルへとダイブする胡乱な感情、居場所を諦めた誰かを百万の花束で迎えようとした誰か。あと、らら・ららら・ららら・らら。
・・・みたいなコンセプトを今でっち上げました。

もしも君と世界を分かつ分厚いガラスがあったとしても、そんなものは単なる破片の集まりでしかないのだから、君はいつだってどこへだって行ける。
その時は、きっと百万の花束で迎え入れよう。
例え、君一人分の空席を用意するために、僕の座席が無くなるとしても。
ほんとはそんな感じ。

いつも言ってることですけど、作品の解釈に正解なんて無いと思ってます。
例えそれが作った本人の解釈だとしても、そんなものは受け手一人の前には無価値です。
だから、この本を手にとってくれた誰かしらが、何かしら、少しでも、どんな世界でも、想像したり、考えたり、あるいはそれに限らず、漠然と何かを思ったりしてくれれば、それが全部じゃないかな、と。
「よくわからん」とか、その程度でいいんです。その「よくわからん」が全部です。
そのディアノイアが、もしも言葉になるのなら、いずれそいつを聞かせてくれると嬉しいなあ、とか、まぁ、そういうこと。
君と君たちのディアノイアを大切にね!

で。

次は「simile」という本を作ろうと思ってます。
ちょっとボリュームダウンする代わりに、色々やってみるつもりです。

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